心臓病・循環器疾患
心臓の病気は、初期段階では目立った症状が出にくいのが特徴です。『年をとったせいかな?』と思っているサインが、実は心臓からのSOSかもしれません。当院では循環器専門の検査を行い、ワンちゃん・ネコちゃんの心臓の健康をサポートします。
こんな症状はありませんか?
| 症状 | 飼い主様が気づくポイント |
| 咳 | 散歩中や興奮時、夜中〜明け方に「カッカッ」と乾いた咳をする |
| 疲れやすさ | お散歩に行きたがらない、すぐに座り込む、座って休むことが多い |
| 呼吸の変化 | 寝ている時の呼吸が速い、苦しそう、口を開けて呼吸する |
| 舌の色(チアノーゼ) | 舌や歯茎の色が紫や白っぽくなっている |
| 失神 | 興奮した拍子に急に倒れ、数秒〜数分で何事もなかったように戻る |
当院で扱う主な心臓病・循環器疾患
① 犬に多い疾患
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僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう): 小型犬(チワワ、トイプードル、キャバリア等)に非常に多い病気です。心臓の弁が正しく閉まらなくなり、血液が逆流してしまいます。
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フィラリア症: 蚊が媒介する寄生虫が心臓や肺血管に寄生し、血液の流れを阻害します。
② 猫に多い疾患
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肥大型心筋症(ひだいがたしんきんしょう): 心臓の壁が厚くなり、心臓の中に血液を溜めにくくなる病気です。
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動脈血栓塞栓症: 心臓内にできた血栓(血の塊)が血管に詰まり、後ろ足が麻痺するなどの激痛を伴う緊急疾患です。入院が必要な場合があります。
③ 先天性心疾患
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動脈管開存症(PDA)など: 生まれつき心臓の構造に異常があるケースです。子犬・子猫の健診で見つかることが多いです。
検査と診断の流れ
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聴診: 心雑音の有無やリズムの乱れ(不整脈)を確認します。
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胸部レントゲン検査: 心臓の大きさ、形、肺の状態(肺水腫がないか)を確認します。
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心臓超音波検査(エコー): 【最重要】 心臓の内部の動き、弁の逆流、壁の厚さをリアルタイムで測定します。
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血圧測定・心電図検査: 高血圧や不整脈の有無を詳細に調べます。
心臓病との付き合い方(治療とケア)
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投薬治療: 強心薬や血管拡張薬で、心臓の負担を減らします。
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食事療法: 塩分を控えた療法食の提案。
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生活環境の整備: 温度管理(特に冬場)や過度な運動の制限
心臓病はワクチン接種や定期健診の際の聴診、手術の術前検査などがきっかけで早期発見できる事が多い疾患です。
もし呼吸に異常が見られたら、安静時の呼吸数を数えて下さい。1分間に40回を超える(15秒数えて10回以上)場合は呼吸が苦しいサインです。
呼吸困難を伴う心臓病は緊急性が高いので、お電話頂き直ぐに受診する事をお勧めします。
