診療案内
当院は犬と猫に特化した動物病院でございます。
診療の流れ
- 受付
初診: 問診票にご記入ください。ペット保険証や他院での検査結果があればご提示ください。
再診: 診察券をご提示ください。 - 待合室
他の動物との接触を避けるため、ワンちゃんはリードを短く、猫ちゃんはキャリーケースに入れたままお待ちください。緊急度に応じて診察の順番が前後する場合があります。 - 診察
問診: 獣医師が症状や普段の様子を詳しくお伺いします。
身体検査: 全身の視診、触診、聴診などを行います。
検査のご提案: 必要に応じて、検査の目的をご説明し、ご同意の上で実施します。 - 診断と治療方針の説明
検査結果に基づき、現在の状態と病気の可能性をご説明します。複数の治療選択肢がある場合は、メリット・デメリット、費用などを考慮し、飼い主様と相談して治療方針を決定します。 - 治療・処置
決定した治療方針に基づき、処置や投薬などを行います。お薬を処方する際は、使い方や注意点を詳しくご説明します。 - 会計
受付でお会計をお願いいたします。現金、クレジットカードをご利用いただけます。
診療疾患例
次のような症状はありませんか?
・よく吐く、下痢をする
・食欲がない、ごはんを食べたがらない
・体重が減った、痩せてきた
・お腹を痛がる、元気がない
これらは、胃や腸、肝臓、膵臓などの消化器疾患のサインかもしれません。
消化器疾患とは?
消化器疾患は、食べ物の消化吸収に関わる臓器に異常が起きる病気です。胃腸炎、炎症性腸疾患(IBD)、膵炎、肝胆道系疾患、異物誤飲、腫瘍など様々です。初期症状が軽くても、進行すると重篤化したり、慢性化したりすることがあります。早期発見・早期治療が非常に大切です。
当院での診療について
当院では、消化器疾患の原因を正確に特定するため、以下の検査を行います。
・問診・身体検査
・糞便検査
・血液検査
・レントゲン検査
・超音波(エコー)検査
これらの結果に基づき、内服薬、食事療法、点滴、治療入院または手術など、その子に合わせた最適な治療計画をご提案します。
次のような症状はありませんか?
・咳が出る(特に夜や興奮時)
・息切れ、呼吸が速い
・疲れやすい、散歩を嫌がる
・舌や歯茎が青紫色になる
・急に倒れる、ぐったりする
これらは、心臓や血管の異常を示す循環器疾患のサインかもしれません。
循環器疾患とは?
循環器疾患は、心臓のポンプ機能や血管の働きが悪くなり、体に必要な血液が十分に送れなくなる病気です。小型犬に多い僧帽弁閉鎖不全症や、猫に多い肥大型心筋症などが代表的です。初期には症状が出にくいことが多く、早期発見・早期治療が非常に重要になります。
当院での診療について
当院では、循環器疾患の早期発見と適切な治療のため、以下の検査を行います。
・聴診:心臓の音に異常がないか確認
・レントゲン検査:心臓の大きさや形、肺の状態を評価
・超音波(エコー)検査:心臓の動き、弁の状態、血流を詳細に確認
これらの検査に基づき、内服薬や食事療法など、その子に最適な治療計画をご提案します。
次のような症状はありませんか?
・尿の回数や量が変わった
・トイレ以外で粗相をする
・尿に血が混じる
・尿が全く出ない
・水をたくさん飲む
・食欲がない、元気がない
これらは、腎臓や膀胱などに関わる泌尿器疾患のサインかもしれません。
泌尿器疾患とは?
泌尿器疾患は、尿を作る腎臓から、排泄するまでの尿路(尿管、膀胱、尿道)に異常が起きる病気です。高齢のペットに多い慢性腎臓病や、膀胱炎、尿石症などが代表的です。特に男の子の猫は尿道が詰まりやすく、緊急な処置が必要になることもあります。症状が見えにくいこともあるため、早期発見・早期治療が非常に重要です。
当院での診療について
当院では、泌尿器疾患の正確な診断と適切な治療のため、以下の検査を行います。
・尿検査:尿の性状や感染、結石の有無を詳しく調べます。
・血液検査:腎臓の機能や全身の状態を評価します。
・超音波(エコー)検査:腎臓や膀胱の形態、結石の有無などを確認します。
・レントゲン検査:尿路結石の種類や位置を確認します。
これらの検査結果に基づき、内服薬、食事療法、点滴、必要に応じて治療入院、手術など、その子に合わせた最適な治療計画をご提案します。
次のような症状はありませんか?
・水をたくさん飲む、尿の量が増えた
・急に太った、または痩せた
・脱毛やフケ、皮膚の異常
・怒りっぽくなった
・元気がなく、疲れやすい
・お腹が膨らんでいる
これらは、ホルモンバランスの乱れによる内分泌疾患のサインかもしれません。
内分泌疾患とは?
内分泌疾患は、体内でホルモンを作る腺(内分泌腺)の異常により、ホルモンが過剰になったり不足したりすることで起こる病気です。犬に多いクッシング症候群や甲状腺機能低下症、猫に多い糖尿病や甲状腺機能亢進症などが代表的です。症状がゆっくり進行することが多いため、早期発見と適切な治療が大切です。
当院での診療について
当院では、内分泌疾患を正確に診断し、最適な治療を提供するため、以下の検査を行います。
・詳細な問診と身体検査
・血液検査(ホルモン値、血糖値など)
・尿検査
・超音波(エコー)検査(内分泌腺の確認)
これらの結果に基づき、内服薬、食事療法、インスリン注射、必要に応じて手術など、その子に合わせた治療計画をご提案します。
次のような症状はありませんか?
・体を頻繁にかゆがる、舐めたり噛んだりする
・フケが多い、抜け毛が増えた
・皮膚の赤み、ブツブツ、カサブタ
・皮膚がベタつく、体臭が気になる
・耳をよくかく、耳の汚れやニオイ
これらは、皮膚にトラブルがある皮膚疾患のサインかもしれません。
皮膚疾患とは?
皮膚疾患は、アレルギー、寄生虫(ノミ・ダニ)、細菌や真菌(カビ)感染、ホルモン異常など様々な原因で起こります。代表的なものには、アレルギー性皮膚炎、ノミ・ダニ寄生、細菌性皮膚炎、真菌性皮膚炎などがあります。かゆみや痛みを伴い、ペットにとって大きなストレスになります。
当院での診療について
当院では、皮膚疾患の原因を正確に特定するため、以下の検査を行います。
・問診・視診
・皮膚の検査(顕微鏡検査、抜毛検査、テープ検査など)
・血液検査(アレルギー検査、ホルモン検査など)
・食事試験(食物アレルギーの場合)
これらの結果に基づき、内服薬、外用薬、薬用シャンプー、食事療法、ノミ・ダニ予防など、その子に合った最適な治療計画をご提案します。
当院では、ペットと飼い主さまに安心して手術を受けていただけるよう、安全で質の高い外科医療を提供しています。
当院の外科手術への取り組み
手術は、病気を治すための大切な選択肢の一つです。当院では、以下の点に重点を置き、安心・安全な手術を心がけています。
・術前検査:手術前に、血液検査、レントゲン検査、超音波検査などを行い、状態を詳細に把握します。これにより、手術のリスクを最小限に抑え、麻酔計画を最適化します。
・安全性に配慮した麻酔管理: 専任のスタッフが麻酔中の状態(心拍数、呼吸数、血圧、体温など)を厳重にモニタリングし、常に細心の注意を払います。
・清潔な手術環境: 術中感染を防ぐため、手術室の衛生管理を徹底しています。
・痛みの管理: 術前から術後にかけて、適切な鎮痛管理を行い、痛みを和らげ、回復をサポートします。
・丁寧な説明とインフォームドコンセント: 手術の必要性、内容、リスク、費用、術後のケアについて、飼い主さまに十分にご理解いただけるよう、丁寧にご説明します。疑問や不安な点は、何でもお気軽にご質問ください。
主な外科手術
当院で対応している主な外科手術は以下の通りです。
・避妊・去勢手術: 生殖器疾患の予防や望まない妊娠を防ぎます。
・消化器外科: 異物除去、胆嚢摘出、腫瘍摘出など。
・泌尿器外科: 尿路結石除去、膀胱腫瘍摘出など。
・皮膚・軟部組織外科: 腫瘍摘出、外傷の処置など。
・口腔外科: 抜歯、口腔内腫瘍の切除など。
上記以外にも、様々な手術に対応しておりますので、まずはご相談ください。
手術後のケア
手術が終わってからの期間は、回復をサポートするために大切な期間です。当院では、術後の状態に応じた入院管理、痛みの管理、そして退院後のご自宅でのケアについてもしっかりとご説明し、飼い主さまと連携してスムーズな回復を目指します。手術が必要と診断された場合でも、ご不安なく臨めるよう、スタッフ一同全力でサポートいたします。どんなご心配事でも、お気軽にご相談ください。
病気になってから治療するのではなく、病気にかからないように、あるいは早期に発見し重症化を防ぐことが、ペットが健康で長生きするために重要です。これが予防医療です。
予防医療が大切な理由
・病気の予防: 予防接種や寄生虫対策で、感染症や寄生虫病からペットを守ります。
・早期発見・早期治療: 定期健診で、気づきにくい病気のサインを見つけ、早期治療で病気の進行を防ぎます。
・医療費やペットの負担軽減: 重症化する前に対応することで、治療費を抑え、ペットの苦痛も減らせます。
当院で提供する主な予防医療
ペットの年齢やライフスタイルに合わせ、様々な予防医療をご提案しています。
・予防接種(ワクチン接種): 犬・猫の感染症や、狂犬病の予防接種を行います。
・寄生虫予防・駆除: フィラリア、ノミ・ダニ、消化管内寄生虫の予防と駆除を行います。
・定期健康診断:年1〜2回の健康診断で、身体検査、血液検査、尿検査などを通じて病気の早期発見に努めます。
・デンタルケア:定期的な歯科検診や歯石除去で、お口の健康を保ちます。
・不妊・去勢手術: 生殖器系の病気予防や望まない妊娠を防ぎます。
「うちの子にはどんな予防が必要?」など、どんな疑問でもお気軽にご相談ください。大切なご家族がずっと元気に過ごせるよう、一緒に予防医療を始めましょう。
ペットは言葉を話せないため、体調の変化に気づきにくいものです。定期健診は、病気の早期発見・早期治療、そしてペットが健康で長生きするために欠かせない取り組みです。
なぜ定期健診が大切なの?
・病気の早期発見: 見た目では分からない病気のサインを見つけ、早期に治療を始められます。
・健康状態の把握: 今の健康状態を正確に知り、異常があった際の基準にできます。
・健康寿命の延伸: 病気になる前に予防的なケアができ、ペットの生活の質(QOL)を高めます。
・飼い主さんの安心: ペットの健康を知ることで、不安なく毎日を過ごせます。
当院の定期健診の内容
ペットの年齢や状態に合わせて、最適な健診プランをご提案します。
・身体検査: 体重、体温、全身の視診・触診、聴診など。
・血液検査: 貧血、炎症、臓器機能(肝臓、腎臓など)、血糖値などを評価。
・尿検査: 腎臓病や糖尿病、膀胱炎などの兆候を確認。
・糞便検査: 消化器疾患や寄生虫の有無を確認。
・画像診断(レントゲン・エコー): 必要に応じて心臓、肺、腹腔内臓器の状態を詳しく検査。
・歯のチェック: 歯周病や口腔内の異常を確認。
健診の頻度
成犬・成猫(1歳〜7歳くらい): 年に1回の定期健診をおすすめします。
シニア期・高齢期(7歳以上): 病気のリスクが高まるため、半年に1回など、複数回の健診を推奨します。
「うちの子は元気そうだから大丈夫」と思わず、大切なご家族の健康と笑顔のために、定期健診を習慣にしましょう。ご不明な点はお気軽にご相談ください。
よくある質問
予約はWEB予約だけですか?
当院では、患者さんのご都合に合わせて以下の方法でご予約を承っております。
・Web予約
24時間いつでもご予約いただけます。待ち時間短縮のためにも、ぜひご利用ください。
また予約サイトでは、以下の通りご入力をお願いいたします。
お名前:→姓に飼い主様の苗字を、名前にペットのお名前を入力してください。
予約に関するメモ:→診察をご希望の場合は、ペットの症状を簡単にご記入ください。
同一のペットで、ワクチン接種や健康診断など複数のメニューを同時に選択できます。
・電話予約
お電話でのご予約も可能です。診療時間内にお気軽にご連絡ください。
・直接来院
ご予約なしでの受診も随時受け付けております。ただし、ご予約の患者さんが優先となりますので、お待ちいただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
診察前の待ち時間に外出してもいいですか?
当院では、診察までの待ち時間に外出やホームセンター内でのショッピングをしていただいても構いません。ホームセンター内は1階、2階ともにペットをカートに乗せて買い物可能です。診察時間が近づきましたら、事前にお伺いしたご連絡先へお電話いたします。外出をご希望の方、ご不明な点がある方は、お気軽にスタッフまでお声がけください。
電話相談のみはできますか?
当院では、お電話でのご相談を火曜~土曜日の20時から22時まで承っております。急なご心配事などにも対応いたしますので、ご活用ください。
